←学ぶへ確証バイアス

問い

なぜ人は、自分に都合のいい情報ばかり集めてしまうのか?

図解

集める前に、結論が決まっている

自分の考えに合う情報だけが手元に集まり、合わない情報は遠ざけられている様子

人は「たぶんこうだ」と思うと、その考えに合う情報を拾い、合わない情報は見ない、または軽く扱う。集めた情報が偏るのではなく、集め方そのものが偏る。これが確証バイアス。

図解

なぜ起きるか:確かめ方が「合う例探し」になる

仮説に合う例を探す流れは確信を強めて仮説に戻るだけで、反する例を探す流れだけが仮説を試すことを示した図

「Aで合っているか」を確かめようとすると、人は自然にAに合う例を探す。合う例はたいてい見つかるので、「やっぱりA」と確信だけが強まる。Aが試されるのは、反対の例を探した時だけ。

図解

合う例を10件集めても、決め手にはならない

合う例が増えると確信は強まるが、証拠の強さは変わらないことを2つのメーターで示した図

合う例は、別の説明でも同じように見つかることが多い。だから件数を増やしても決め手にならない。決め手になるのは、「この考えが間違いなら見えるはずのもの」を探した結果。

図解

決める前に、反対の証拠を1つ探す

仮説を書き、間違いなら見えるはずのものを書き、その証拠を探しに行くという3つの手順を示した図

仕事では、企画の裏付け集め、採用面接、市場調査で起きやすい。対処はシンプル。決める前に「これが間違いなら、何が見えるはず?」を一行書き、その証拠を1つ探しに行く。

具体例

新商品の企画で起きたこと

あなたは食品メーカー「ミナト食品」の企画担当。「20代は低糖質スナックを欲しがっている」と考え、SNSで「低糖質 スナック 欲しい」と検索し、好意的な投稿を20件集めて企画書に載せた。上司に「買わない理由は調べた?」と聞かれ、「低糖質 スナック まずい」「高い」で検索し直すと、味と価格への不満が同じくらい並んでいた。最初の20件は、集め方が決めた結果だった(件数は仮定)。

クイズ

ミナト食品の営業担当は「値下げすれば売れる」と考え、値下げで買った顧客の例を集めて提案した。確証バイアスを避けるために、次にすべきことは?

ひとことで言うと

確証バイアスとは、自分の考えに合う情報ばかり集め、合わない情報を軽く扱う癖。だから、決める前に反対の証拠を1つ探す。

意思決定・思考法

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